【ピアノ】「ピアノの上達」と「音楽史」との関係

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本記事では、
「音楽史」の学習とピアノの上達との関係について
解説しています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

「音楽史」というと、

日本音楽史、ジャズ史…

などいろいろありますが、

クラシック分野で言うと「西洋音楽史」が中心となります。

 

ただ、

西洋音楽史について

ピアノの上達にどう関連があるのか分からず

まったく学んだことがない方も多いと思います。

正直、西洋音楽史を学ぶことで

すぐにピアノ演奏が上手くなることはありません。

しかし、

「永く音楽を続けていきたい方」
「上級レベルの演奏を目指す方」

こういった方へは

西洋音楽史を学ぶことを

強くオススメしたいと思っています。

 

例えば、

モーツァルトのトリルの入れ方は

父親のレオポルド・モーツァルトの教育が影響しており、

そのために、

ピアノを演奏する方にも

レオポルド・モーツァルトが書いた

「バイオリン奏法」という本が

参考になることをお伝えしてきました。

 

こういったことをはじめ、

音楽史から演奏につながることは多くあります。

表面上の音符を読むだけでしたら

音楽史はほとんど必要ありません。

しかし、

もっと細密な要素に入っていく演奏を目指す場合は

音楽史の知識も必要です。

 

私自身、

音大生の頃に西洋音楽史の授業が必修であったのですが、

その当時は

なぜ学ばなければいけないのかわかりませんでした。

「音楽史を学んでいる時間があったら、1分でも多くピアノに向かっていたい」

とさえ思っていました。

一方、

音大を出てから音楽史を学ぶことの重要性に

やっと気づいたのです。

それは、

私自身が表面上の音符を読むだけでない

演奏を目指し始めたからです。

ピアノを教えるときにも

音楽史の背景を説明に加えることで

説得力を増すことができていると感じます。

また、

音楽史を知らないと

音楽に詳しい方と会話することができません。

 

音楽を専門でやっていく方ではなくても、

是非基本事項だけは学んでおきましょう。

 

私がオススメする入門書をご紹介します。

◉「決定版 はじめての音楽史: 古代ギリシアの音楽から日本の現代音楽まで」音楽之友社

 

 

この参考書は

音楽大学が教科書として取り入れることもあるくらい

定番中の定番です。

 

非常にわかりやすい上に

「J.S.バッハ以前の時代から現代音楽まで」

をざっと知ることができます。

下手に難しく書いてあることはなく、

だからといってペラペラでもない。

最低限おさえておくべき内容は網羅されています。

 

音楽史の書籍は何冊も読みましたが、

正直、入門においてはこれが一番オススメです。

もし深めたい部分が出てきたら

その時は

時代を絞りつつ、もう少し深く書いてある参考書も手に取ればOKです。

 


 

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