前提として、
普段のピアノの練習では
何と言っても
「ゆっくり練習(拡大練習)」が基本です。
しっかりと音を聴きながら
完全にコントロールできるようになってから
テンポをあげていくのが
遠回りのようで実は一番効率が良い。
一方、
「仕上げのテンポ設定」についてはどうでしょうか。
「何でもかんでも速く弾けばいいというわけではない」
というのが私の意見ではあるのですが、
「速く弾いた方が上手に聴こえる曲もある」
というのも事実なのです。
例えば、
リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」
をゆっくり弾いても何だかパッとしませんよね。
一方、
ショパン「革命のエチュード」は
全体として「エネルギーの高さ」さえ伝わってくれば
必ずしも速すぎるテンポでなくても
音楽的に聴こえます。
これらのように
さらに何曲も何曲もみていくと
ある共通点がみえてきます。
「軽やかな楽曲よりも、
激しい楽曲の方がテンポをゆっくりめに設定しても音楽的に聴こえる傾向がある」
激しい楽曲の方がテンポをゆっくりめに設定しても音楽的に聴こえる傾向がある」
ということです。
最終的にどのようなテンポで仕上げるかは
演奏者の自由ですが、
もし、
一般的に速いテンポの楽曲と思われている作品
に取り組む際に、
テンポ設定に迷ってしまったら
以上のことを思い出してみてください。
◉大人のための欲張りピアノ [革命のエチュード] 徹底攻略①
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/-/e/B08MVMPNMT?ref_=pe_1206512_179741122
Twitter
(ピアノの効率的な練習法や、楽曲解釈などお役立ち情報を発信中。)
https://twitter.com/notekind_piano
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
コメント