先ほどのような
「思っていたテンポ」と「実際のテンポ」との「ギャップ」
が生まれてしまうのは、
「自分の音を客観的に聴くことができていないから」
これが理由です。
このギャップを埋める練習をするのが
上達に直結していくことは
言うまでもありません。
「こういった感覚で弾くと、これくらいのテンポで聴こえるのか」
などと、録音をチェックしながらその都度反省していく。
その積み重ねで
少しづつギャップが縮まっていきます。
「ギャップが縮まる」
ということは、
「自分が想像している音楽と実際に弾いている音楽が近づく」
ということでもあります。
シェーンベルクは、
「作曲の基礎技法」という書籍の中で
以下のように語っています。
これは、作曲をしている学習者へ向けられた言葉ですが、
演奏にもそのまま当てはまるような名言です。
「こういったような音を出したい」
という自分の想像がなくては、
もとよりそのような音を出すきっかけすらつくれません。
今回は、
「想像で音楽を聴く能力」のファーストステップとして
「テンポのギャップ」について話題にしました。
ICレコーダーがあれば
どなたでも独学できる内容です。
◉「作曲の基礎技法」著:シェーンベルク 音楽之友社
Amazon著者ページ
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