【ピアノ】指を寝かせてOKなのは大きく2パターン

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本記事では、
一般的に改善すべき奏法として知られている
「指を寝かせて弾く奏法」
について取り上げています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

「指を寝かせて弾く奏法」は

打鍵の効率が良くなく、

特に「急速なパッセージ」を弾くときには

原則使えません。

 

また、

「アルペジオ」が連続する際にも

指を寝かせて弾いてしまうと

効率よく打鍵できない上に、音が浮いてしまいます。

 

例えば、

ショパン「エチュード(練習曲)op.25-1 エオリアンハープ」

などは、

指や関節をベタッと伸ばして演奏しがち。

非常に悪いクセがつきやすい楽曲でもあるのです。

 

一方、

「指を寝かせて弾く奏法」が推奨されるケースは

大きく2パターンあります。

1つ目は、

「大きく跳躍して、すぐに黒鍵をつかむとき」

です。

 

跳躍をした直後というのは

もちろん鍵盤をつかまなくてはいけません。

しかし、黒鍵は細いので

指に角度をつけたままつかもうとすると

失敗しがちです。

すぐに打鍵しないといけない場合は特にです。

そういった場合は、

指先を伸ばして面積を広くしてつかむと

成功確率が上がります。

これは、

白鍵よりも一段高くなっていて

尚且つ、

隣の鍵盤まで距離がある黒鍵だからこそできる奏法です。

白鍵でこの奏法をやってしまうと、

隣の鍵盤も下げてしまいますよね。

 

「指を寝かせて弾く奏法」

が推奨されるケースの

2つ目は

「丸い音色を出したいとき」

です。

 

音色というのは、

「打鍵速度」と「打鍵角度」にも影響されます。

指の腹を使って押し込むように打鍵すると、

タテにカツン!と打鍵した場合に比べて

柔らかい音色が出せます。

したがって、

このようなケースの時に、

ある1音だけを狙って

「指を寝かせて弾く奏法」が使えることもあるのです。

 

よく、

「手は卵形にして!」

という指導を耳にします。

入門者の方に分かりやすく教える場合は

それでいいのですが、

もう少しレベルアップをしてきたら、

卵形はもちろん、

「指を寝かせて弾く奏法」も

出したい音色に応じて使い分ける必要が出てくるのです。

 

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