【ピアノ】わずかな伴奏形の違いによる表現の違いを読み取る

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似たような伴奏形でも
どこが異なるのかを
良く読み取り、また、聴き取るようにしましょう。
意外と差はあるものです。

 

具体例を見てみましょう。

楽曲が変わっても考え方は応用できます。

 

モーツァルト「ピアノソナタ第14番 K.457 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、46-50小節 および 74-77小節)

 

この2種類の譜例の伴奏を見比べてみてください。

ほとんど同じ伴奏形のように見えますが

74小節目からの伴奏形では

3拍目にもバス音がはいるために

3拍目から次の小節の1拍目へ向けたエネルギーが発生します。

したがって、

音楽の進行感はより強くなります。

 

伴奏形による音楽の進行感に加え

上段で演奏されるメロディのアーティキュレーションも含めて、

46小節目からの部分よりも

よりキビキビした曲想になっていることを

“意識的に” 感じましょう。

 

譜読みでは

こういったわずかな伴奏形の違いによる表現の違いを読み取って

楽曲理解を深めないといけません。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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