「おわらない音楽 私の履歴書 小澤征爾 著(日本経済新聞出版)」
という書籍の中に、
以下のような一文があります。
(以下、引用)
指揮者は室内楽作品などを振ることもありますが、
上記の文章はおそらく
「オーケストラスコアを勉強するときのこと」でしょう。
ピアノの練習とは
少しかけ離れているように思いますが、
ぜひこの姿勢だけはあなたの中に残して欲しいと思っています。
レッスンが終わると、
「家で弾いていたように弾けなかった」
などと悔しがる学習者がいます。
ピアノという楽器は基本的には持ち運べないので
家のピアノで練習していたのと
感覚が変わることはあるでしょう。
一方、
思うように弾けないのは
もっと根本的なところが原因になっていることも多いと感じています。
ということです。
練習が雑になってしまう理由は大きく2つです。
2、音楽解釈が出来ていなくて、雑になっていること自体に気づいていない
1、に関しては私はどうすることもできません。
学習者自身でなんとかするしかありません。
2、に関しては、
先ほどの小澤さんの言葉が参考になると思います。
数小節に絞って、以下のことを丁寧にチェックします。
◉隠すべき音はどれなのか
◉どの指遣いが適切なのか
◉短いフレーズ単位でのヤマはどの音に来ているのか
◉伴奏形などにどのようなリズムが使われているのか、
それが前後のリズムと関係あるのか
など。
音を拾えるようになるだけでなく、
こういったことを丁寧に読み取っていくのが
「譜読み」です。
しっかりと読み取ってからさらうことで
雑な練習から抜け出せる可能性があります。
取れる情報量が増えると
練習中に意識ぜざるを得ない箇所が増えるからです。
「譜読み」に関しては
これまでに数多く記事を書いていますので
合わせて参考にしてください。
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