【ピアノ】ただ並んでいるだけのように見える音群こそ注意

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本記事では、
譜読みの際に必ず目を光らせるべき内容のうち、
「内包ライン」について
具体例とともに解説しています。

 

今回の教材も、この作品。

ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

下段の丸印で示した音を見てください。

「C音-D音-E音」と

「2度で上がっていくラインが内包されている」

ということがわかると思います。

これらが「一本の線」として聴こえるように演奏しましょう。

別の言い方をすると、

「どれか一つの音だけが急激に大きくなったりしないように」

ということです。

 

一見、ただ並んでいるだけのように見える音群も

よく見ると

このような内包ラインが含まれていることは多い。

どんな楽曲でも

譜読みの際に必ず目を光らせるべきです。

 

(再掲)

【ピアノ】作曲家自身が編曲したオーケストラ版は、最高の教材

という記事でもご紹介しましたが、

この作品には

「ラヴェル自身が編曲したオーケストラ版」があります。

そのオーケストラ版では

♬ 丸印をつけた音は、コントラバスのピチカート
♬ 下段のそれ以外の音は、チェロのピチカート

このように担当分けされています。

つまり、

オーケストラ版を参照することでも

ラヴェルがそれらの音をどのように扱いたかったかを

理解する手がかりになるのです。

 

ラヴェル自身が編曲したからこそ受けられる恩恵ですよね。

積極的に参考にしましょう。

 


 

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