具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、楽曲後半部分の一節)
赤色で囲った箇所が
「両手ともに音が無くなる箇所」
となっています。
このような表現は
音が鳴っている箇所と同じくらいにものを言います。
うっかりダンパーペダルを切り忘れてしまったりすると
せっかくの沈黙が台無しになってしまう。
活かすためにはどうすればいいと思いますか?
「沈黙になる直前の音の切り方を工夫する」
これに限ります。
(再掲)
譜例の箇所の場合は、
★印の箇所の余韻をフワッと切ると直後の沈黙が活きてきます。
楽曲によっては
バッと勢いよく切った方が
直後の沈黙が印象的に演出される場合もあります。
重要なのは、
「沈黙の部分をどのような演出にしたいのかを考えた上で、直前の余韻の切り方を決定する」
ということ。
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