人間、暇になると余計なことを考え出して
悩み始めたりします。
2020年に自宅待機を強いられた際、
多くの方が
自分の趣味について見直したり
仕事のキャリアについて必要以上に悩んだりしたはずです。
必ずしも悪いことばかりではなく、
自分を見つめ直す良い機会になりましたよね。
しかし、
これがいつもいつもでは
人間は前へ進んでいけません。
音楽学校へ指導に行っていると
「気が散ってしまって、なかなか学習に集中できない」
と相談してきてくれる学生がいます。
そういったときには、
とにかく、暇な時間を減らすように
それも、以下の2つのことを同時に意識してみることを
提案しています。
◉ 自分で自由にコントロールできる予定は積極的に入れる
この両者のバランスで、暇をつくらないようにする。
時間約束がある予定というのは、
「○日の○時に、どこどこに居ないといけない」
などといった、
それを遂行しないと
自分が困ったり他人に迷惑をかけてしまうというもの。
例えば、
◉ 会食の約束
◉ その他、予約制のあらゆる用事
など。
筆者でいうと、
「音楽学校へ指導に行く」
などをはじめとした外出の予定が該当します。
こういったものは
適度にあってもいいのですが、
多すぎると身動きが取れなくなるんですよ。
だからこそ、
調整するか、
享受したいものでも
できる限り同日に集めてしまうのがおすすめ。
ちなみに、
筆者が学生の頃は
「日曜日の午前中は○○コンクール、午後は○○コンクール」
のような予定の入れ方で
本番の機会を確保しつつも
時間拘束の日をまとめていたときもあります。
そして反対に、
自分で自由にコントロールできる予定は
積極的に入れてみてください。
例えば、
◉ 書籍へ向かう
◉ 自宅で良い演奏音源を聴く
など、すべて自分主導で動かせる予定のこと。
暇ができてきて変なことを考え始めたら、
「いけないいけない、あの本読んどこ」
のように予定を追加して、
意識的に暇を減らしてしまいましょう。
以前に、
という記事の中で
「時間の余裕をもつと、目の前の楽曲に集中する気力がもてる」
と書きましたが、
自分主導の予定で囲まれているということは
時間の余裕があるということです。
その比率を多くすることを前提として
◉ 自分主導の自由な予定
この両者のバランスを “意識的に” コントロールして
自分に最適化していく。
それが、
余計なことに気を取られず音楽学習を進めていくための大事なポイント。
筆者が重視して取り組んでいるやり方でもあり、
悪くないと感じています。
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