【ピアノ】勘に頼る部分をなるべく減らす

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勘に頼る学習というのは
ある意味、リスクだと思ってください。

 

ピアノ演奏において

感覚で試してみる遊び心はあってもいいのですが、

明らかに良案がある部分を勘でやってしまうのは

なるべく避けるべきだと考えています。

 

例えば、時代別の装飾音の入れ方。

少なくとも装飾音に関しては

我々よりもずっと研究している先人が

書籍などであらゆる情報をまとめてくれています。

そういったものに目を通さずして

勘で弾いていると何の学習にもなりません。

最終的にどう弾くのかは自由ですが

知っておいたうえでの自分の意見だと

言えるようにしておきましょう。

 

また、椅子の位置や座る位置などもそうですね。

毎回、勘で適当に座ってしまって弾き始めるようでは

鍵盤と自分との距離が毎回変わってしまい

手元はもちろん、足元の技術ですら

その都度変化してしまうことになります。

特に高度な作品へ取り組むようになると

この微妙な変化が調子に影響してくるんです。

フィギュアスケートの選手が

「体重が100g変わるだけでジャンプの上がり方が変わる」

などと発言しているのを耳にしますが、

ピアノでも鍵盤との距離など

ちょっとした部分の変化が、実は重要なんです。

 

自分の体格にとっての最適な位置を

しっかりと見つけておいてください。

そして、弾き始めることばかりに気を取られず

まずはしっかりと座るところから

練習をスタートさせましょう。

 

【ピアノ】やり方を変えながら何度も試してみる

という記事で、

ホームベーカリーでのパン焼きの話題として

「材料を勘で扱ってきちんと計らず作ったら、カチンコチンでまずくなった」

ということを書きました。

「こうやったらもっと良くなるかな?」

などという工夫や試行錯誤は、

勘というよりも、感覚と発想からくるものです。

しかし、守るべき分量を適当に扱うのは

当てっずっぽうの勘。

 

音楽、そして音楽以外でも同様で

勘というのは

ある意味、リスクだと言えるでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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