【ピアノ】小さな音型が作品を作っている

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本記事では、
譜読みの際の注意点を
「音型」を例にお伝えしています。

 

先日、

【ピアノ】譜読みで「変わったリズム」を見かけたらすべきこと

という記事でお伝えしたこととも共通するのですが、

「小さな音型が作品を作っている」

ということを改めて強調したい思っています。

 

天才が作曲した古典的な作品であれば、

どんなに小さな音型であっても

すべて作品全体に関わるイメージを含んでいます。

ふと出てきた音型に反応して、

どう表現すべきかを検討しましょう。

 

特にベートーヴェンやモーツァルトなどの

古典派の作品では、

一つ特徴的な音型を提出したら

その音型を「これでもか」というほど使い回すのが通例です。

そして、

「新しい音型が出てきた」

と思っても

「音程関係」や「音型の運動方向」など

何かしらの共通点を持っていることがほとんどです。

そしてそれらをまた

しつこいほど発展させていきます。

 

作品によっては

突発的に出てくる音型もありますが、

その場合でも

力のある作曲家の書いた作品であれば

その小さな音型が

作品全体に関わるイメージを含んでいます。

 

この記事でお伝えしたいことは

音型の練習方法ではありません。

譜読みの時に

「5連符が出てきました」

で終わらせずに、

◉ この音型は他の箇所とのどういう関連性で出てきたのだろう?
◉ この音型だけ細かいけれど、何を表現したいのだろう?

などと考えていくクセをつけていくことの重要性について。

そういったこともすべて含めて「譜読み」と言えます。

音楽理論などを知らなくてもできる、

立派な「楽曲分析(アナリーゼ)」のひとつ。

 

こういったことを徹底しておけば、

他の作品を学ぶときにも

自分一人で音楽を読み取っていく力となります。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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