【ピアノ】録音音源を使った、本番が終わった後の反省方法

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本番終了後の反省というのは
あらゆる面からおこなうべきですが、
本記事では
「本番の録音音源を、どのようにチェックするか」
という観点で
振り返り方を解説します。

 

本番の機会というのは

次の本番へ向けての最大の成長ポイント。

「100回のレッスンよりも1回の本番」

などという言葉さえ飛び交うほど

1回の本番というのは

その準備期間も含めて大切なイヴェントとなります。

 

何が成長ポイントなのかというと、

準備期間の蓄積と

本番を踏む経験そのものはとうぜんのこと、

「本番の録音を手に入れられる」

というのが非常に大きい。

緊張した中で演奏すると

良くも悪くもどうなっちまうのか、

というのを

必ず自分の耳で確認しなくてはいけません。

 

前提として、本番は必ず録音しておくべきです。

小さな弾き合い会では

参加者がお互いに楽しむために

みんなで録音を遠慮するのも良い方法ですが、

ホールでの大規模な本番では

必ずICレコーダーで自分の演奏を録音してください。

 

録音をチェックするときのポイントは、

「いつも苦手としていたところのミスはあまり気にしない」

ということです。

どうしてもミスタッチばかりを気にしてしまいがちですが、

いつも苦手としていて本番でもうまくいかなかったところは

いったん無視してください。

それよりも、

練習では問題とならなかったにも関わらず

本番で浮き彫りになった傾向を気にしましょう。

 

例えば、

◉ 緊張で、予想外のところで速くなった
◉ 緊張で、全体的にテンポが速くなった
◉ 練習ではぜったいに忘れなかったところで暗譜が怪しくなった
◉ 靴の音がとても響いていた
◉ 椅子を引きずった音がとても響いていた
◉ 登場から演奏開始までの時間が長すぎた

など、

演奏そのものに加えて

ステージマナーについても

チェックすべき。

 

また、

これらのような傾向自体に

自分が舞台上で気付いていたのか

それとも、まったく気付いていなかったのかどうかも

あわせてチェックしてください。

もちろん、

良くできていた部分についてもチェックして

自分をほめるべきです。

 

繰り返しますが、

本番で “はじめて” 浮き彫りになった傾向を

全力をあげて確認するようにしましょう。

これを本番の度に

毎回毎回やっていると

大きな蓄積になります。

 

弾きっぱなしにしてしまうと

大きな成長の機会を逃してしまいます。

筆者は、

演奏はもちろん

自分の作曲・編曲作品の本番も

必ず録音させてもらい、

反省にフル活用しています。

 

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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