【ピアノ】メロディにふと出てくる色気を読み取る

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メロディにふと音階外の半音が出てくるところというのは
どことなく色気を含んでいます。
細かなことですが、
それを読み取りましょう。

 

例えば、以下のような例。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.570 第1楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、12-16小節)

カギマークで示したところを見てください。

ここでは臨時記号がつくことで

B-durの音階にはない音(Cis音)が出てきています。

ふと色気が出るのを感じ取りましょう。

 

どうすれば、その色を出せるのかというと

平たく言うと、

大きく弾かないことです。

 

もういくつかの例を見てみましょう。

 

同曲の67-70小節。

カギマークで示したところに注目してください。

 

さらにもう一例。

 

モーツァルト「ピアノソナタ 変ロ長調 K.570 第3楽章」

譜例(PD楽曲、Finaleで作成、70-72小節)

いずれにしても

このような半音でのアプローチは

柔らかく演奏することで

演奏面でも色を出すことができます。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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