ラヴェル「前奏曲(1913)」ワンポイントレッスン
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、1-3小節)
3小節2-3拍目は下段が休符になるので、「メロディのsolo」になります。
ここでは、
譜例で示した2パターンのペダリングが考えられるでしょう。
上のペダリングは
3小節2拍目でペダルが上がり切るようにして、
メロディをsoloにする方法。
いきなりペダルを上げてしまうと音響がいきなり変わりすぎてしまうので、
曲線で示したように段々と上げていくようにすると
バス音の音響なども上手く処理できます。
下のペダリングは、
2-3小節目を踏み続けるという方法。
この場合は3小節2-3拍目でsoloの表現をつくれませんが、
ピアニストの中にはこのようにする方も一定数います。
ペダリングを考えていくときには、
「ペダルによって伸ばされている音響をどこまで維持するか」
ということを、
「soloの表現」や「和声」なども踏まえて
判断していけるとベストです。
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