【ピアノ】楽曲分析で決して外してはいけない視点

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「楽曲分析(アナリーゼ)」において
決して外してはいけない視点を
他分野の例から解説します。

 

これまでも記事を出してきたように

「楽曲分析で何を見るべきか」というのは

数多くの項目にわたります。

その中でも、表面的なことだけではなく

「成り立ちの理由」

という視点はぜったいに外せません。

 

他分野の例を挙げます。

 

「人間は内からつくられる」

などという言い方を良く耳にしますが、

その人が飲食で身体の中へ入れたものや

内に秘めたストレスなどが元になって

人間はできているそうです。

内面・外面含め、

今の自分の状態には

成り立ちの理由があるということですね。

 

また、目の前に見えている風景も

いきなりその風景ができたわけではありません。

過去にそこでどんな災害があったのか、

どんな気候なのか、

などといったような

ありとあらゆる要素が重なりあってはじめて

その風景ができているそうです。

 

音楽へ話を戻しましょう。

音楽ではもう少し感覚的な部分も含まれてくるので

まったく同じ考え方ができるとは言えません。

しかし、

楽曲分析においても

「どうして、この状態があるのか」

という成り立ちの理由を強く意識しておこなうことで

楽曲の理解を深めることができます。

 

例えば「美しい」と思うところがある場合は、

どうしてその美しさを感じるのかを分析する。

「その直前がこうなっているから、美しく聴こえるのかな」
「和声で美しく聴こえるのかな」
「音の積み重なり方で美しく聴こえるのかな」
「音のフィギュレーションで美しく聴こえるのかな」

などといったように。

 

自分なりの考えであっても構いません。

成り立ちの理由を解明していこうという視点をもつことは、

ただ単に和声記号をつけることよりも

ずっと大切なことです。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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