例えば、次のような例。
ラヴェル「クープランの墓 より リゴードン」
譜例1(PD楽曲、Finaleで作成、12-13小節)
ここでの左手では
跳躍かつ、なかなかの速さ(Assez vif = かなり速く)で
完全5度が3回連続します。
こういったときは
手の形を固定したまま移動して弾くのが得策。
具体的には
運指を変えずに、すべて1と5の指で弾きます。
そうすると
外す確率を下げることができるでしょう。
ちなみに、
1と5の指で弾く場合は
5の指で黒鍵、1の指で白鍵を押さえる斜めの押さえ方は安定しにくいので
そういったときは
2と5の指で弾くなど
別案を取り入れましょう。
同曲から、もうひとつの例を挙げます。
譜例2(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
ここでの連続では
1と5の指の連続でなくても
例えば譜例に書き込んだ運指で
訳なく弾けるはず。
もう気がついたと思いますが、
完全5度の連続跳躍を高速で弾くときに困難になるのは
連続で3回以上続くとき。
3回目のポジション準備が難しいんです。
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