【ピアノ】完全5度の連続跳躍を高速で弾くときの運指

スポンサーリンク
完全5度というのは一回でてくるだけであれば
どんな運指でも難なく弾けますが、
連続で跳躍して、なおかつ、高速で出てくる場合は
意外と難しいものです。

 

例えば、次のような例。

 

ラヴェル「クープランの墓 より リゴードン」

譜例1(PD楽曲、Finaleで作成、12-13小節)

ここでの左手では

跳躍かつ、なかなかの速さ(Assez vif = かなり速く)で

完全5度が3回連続します。

 

こういったときは

手の形を固定したまま移動して弾くのが得策。

具体的には

運指を変えずに、すべて1と5の指で弾きます。

そうすると

外す確率を下げることができるでしょう。

 

ちなみに、

1と5の指で弾く場合は

5の指で黒鍵、1の指で白鍵を押さえる斜めの押さえ方は安定しにくいので

そういったときは

2と5の指で弾くなど

別案を取り入れましょう。

 

同曲から、もうひとつの例を挙げます。

 

譜例2(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)

ここでの連続では

1と5の指の連続でなくても

例えば譜例に書き込んだ運指で

訳なく弾けるはず。

 

もう気がついたと思いますが、

完全5度の連続跳躍を高速で弾くときに困難になるのは

連続で3回以上続くとき。

3回目のポジション準備が難しいんです。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

Twitter
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

「初回30日間無料トライアル」はこちら / 合わなければすぐに解約可能!

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
跳躍 運指
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました