【ピアノ】後踏みペダルの基礎

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本記事では、
「後踏みペダル」について基礎を解説しています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

「後踏みペダル」

よく聞くワードですが、

「何のために必要で、 また、実際にどうやって演奏に取り入れていいかわからない」

という方もいらっしゃるかも知れません。

次の図例をご覧ください。

特にフォルテ以上のダイナミクスの時に顕著なのですが、

打鍵の直後には一瞬だけ「破裂音」といいますか、

「ボワ」という音響がします。

打鍵したときのハンマーが当たった瞬間に立つ音響のことですね。

(電子ピアノでは、再現されていない機種もあります。
「叩いても汚い音になりにくい」と言われるのはこのためです。)

 

そして音響をよく聴くと、

図例のように、

「ボワ」の後に「ウ〜〜〜」という

通常の伸びている音である柔らかい音が続きます。

感の良い方はもうお分かりですね。

「後踏みペダルは、このボワという破裂音を拾わないようにするためのもの」

ということになります。

「ボワ」を拾わず、「ウ〜〜〜」という音だけを拾ってあげることで

クリーンな音響になります。

同時に、

直前の音響の残りまでペダルに入ってしまう可能性を

減らすことができます。

 

一方、ショパン「バラード第1番」の曲頭など、

「フォルテで始まる楽曲などでしっかり響かせたい時」

などでは、

全ての音響をペダルで拾ってあげることも有効です。

 

譜例ではたった1音だけですので話はシンプルなのですが、

実際の楽曲では他の音も入ってくるので

ペダリングには工夫が必要です。

こういった部分も含めて「演奏解釈」と言えるでしょう。

「基本は後踏みペダル、それで不都合な箇所はピンポイントで考慮する」

このようにしていくと

スムーズに学習を進めていけるはずです。

 

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