本番の前は
生徒に暗譜で通してもらうのですが、
暗譜が飛んでしまうところは
割と共通しています。
◉ ページの変わり目
この2点です。
特に「ページの変わり目」は
なかなかのつまづきポイントと言えるでしょう。
ではなぜ、
こういったことが起きるのでしょうか。
おそらくですが
練習の仕方に原因があるはずです。
譜面を見て練習しているとき
ページの変わり目では
とうぜん、譜めくりをします。
この際、
さっとめくったつもりでも
やはり演奏以外のことに気を取られていることになります。
つまり、
「譜めくりのことを考えずに通り過ぎる」
という経験を
暗譜するまで一度もしていない。
これが、大きな原因だと思われます。
対策は以下の2つです。
◉ ページの変わり目ジャストから弾き始められるようにしておく
楽譜によって多少のレイアウト差はありますので、
「自分が使っている楽譜で」
のことを言っています。
前者はもちろん、後者の練習も取り入れましょう。
ページの変わり目が危ないのであれば、
そこから弾き始められるようにしておけばいいのです。
「ページが変わった後の、いちばん最初の小節から」
ということ。
仮にそこが
音楽的にキリのいいところでなかったとしても
その場所から弾き始められるようにしておく。
特に「J.S.バッハ:フーガ」などの暗譜では
とても有効な練習方法です。
これら2点さえこなしておけば、
とりあえずページの変わり目については心配ないでしょう。
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