記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、201-204小節)
202小節3拍目からは f 、203小節3拍目からは ff ですが、
ここをすべてマックスで弾いている演奏が
意外と多いのです。
音は弾けていても
こういう些細なことに気付かず
差がついていないということは、
極論、楽曲が弾けていないということです。
ぜんぶが ff に見えてしまう目の錯覚なのでしょうか。
「”11時” という文字が “17時” に見えてしまい、約束に遅れる」
というよくある話のように。
いやいや、
おそらく単に譜読みの精度が甘いだけだと思います。
(再掲)
「ff のところは、f のところよりも鳴らす」
と言えばそうではあるのですが、
もっと音楽的に捉えてみましょう。
音量変化から、以下のようなことが読み取れます。
「ff のところは別フレーズで、音楽のクライマックスがこちらに来るというサイン」
オーケストラで演奏している状況を想像してみましょう。
ff のところでは
ただ単に音量を大きくするだけでなく
必ず、追加で楽器が足されるはずです。
オーケストレーション的に。
つまり、
「音量変化」であると同時に「音色変化」でもあるのです。
ピアノソロで演奏する場合は
あくまでイメージとしての楽器追加ではありますが、
ff では
「音色が変わったぶっとい音」
が鳴り響いていると思って弾くといいでしょう。
イメージを持って音を出すだけで
打鍵の仕方に影響を与えます。
もっと、
楽譜に書かれていることを
ていねいに読み取って理解しましょう。
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