記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
「白玉についた松葉」は時々目にしますよね。
例えば、以下の譜例のようなものです。
ドビュッシー「前奏曲集 第1集 より デルフィの舞姫たち」
譜例(PD作品、Finaleで作成、曲尾)
ピアノは「減衰楽器」なので
一度音を出したら
その音の中で
クレッシェンドやデクレッシェンドをすることは
基本的にはできません。
したがって、
譜例のように
「白玉についた松葉」はどのように解釈をすればいいか迷いますよね。
これは、
と考えればOKです。
(再掲)
この譜例の場合は、
f から pp へ移行する際に
「音楽がおさまっていく」という方向性を示した松葉が
楽曲の終息を告げています。
また、
この松葉が書かれていることで
「ダイナミクスが段になっているというよりは、ひとつながりですよ」
というイメージが伝わってくるように感じます。
結果的に、
「この2つの小節は別々のものではなく、関連性のあるもの」
という感覚を(少なくとも私は)持つことができます。
音楽の方向性を示したイメージとしての松葉は
極論、「無くても成立するもの」です。
しかし、
それがあることで作曲家のイメージを想像する手がかりになるので
決して軽視せずに
注意深く読み取る必要があると言えるでしょう。
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