【ピアノ】演奏している音同士がレガートに聴こえない理由

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この記事では、
「演奏している音同士がレガートに聴こえない理由」
を解説しています。
「レガートで演奏する」
もしくは、
「レガートで演奏しているように聴こえさせる」
こういったときに意識すべき留意点はいくつかあります。
まずは、本記事で紹介している
「レガートに関する基本的な原則」
についてふまえておきましょう。

 

ひとつ質問です。

次の2つのうち、「レガートに聴こえない」のはどちらだと思いますか?

1.「同じダイナミクス」で「音色が異なる」2つの音の連結
2. 「異なるダイナミクス」で「音色が同じ」2つの音の連結

 

「レガートに聴こえない」のは、

「1. 同じダイナミクスで音色が異なる2つの音の連結」です。

 

同じダイナミクスなのに??と思いませんでしたか。

前の音と「同じ音色」の中だったら、

ダイナミクスが異なっても基本的には別のものには聴こえないんです。

つまり、音の大小よりも、

「音色を揃えること」

これがレガートに聴こえるコツです。

音色を揃えるためにできるテクニックには

「打鍵速度」のことなどたくさんありますが、

まずは自分の音を良く聴くことが第一歩。

 

せっかくですので、

中級者以上の方に向けて

「打鍵速度」のことを少しだけ書いておきます。

打鍵速度というのは音色と非常に関係が強く、

速い打鍵速度で「カツン!」と入ると音色が大きく変わってしまいます。

極端な例として、

「深く柔らかいフォルテの音を出してください」
「耳につくような金属的なフォルテの音を出してください」

などと2つのことを言われたら、

同じフォルテでも「打鍵の仕方」を工夫しますよね。

このように、私たちは言語化しないだけで普段から「打鍵速度」をコントロールしています。

レガートにならない箇所が出てきたら、

これを「意識的にコントロールする」ということがポイントです。

 

練習するときには、

テンポをかなりゆっくりに広げて、

鍵盤の触覚も感じながら練習するところから始めると良いでしょう。

こういったところをコントロールするのがテクニック。

「テクニック」とは、指を速く動かすことだけでなく、

「意識したことができること」 と言えます。

 

 

ほかに、
鍵盤がおりる際の「響く打点」を意識することや
「打鍵角度」を意識することが更なるポイントです。
ただ、少し高度になるので今回の記事では割愛します。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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