【Learning Zone(ラーニング・ゾーン)】
【Panic Zone(パニック・ゾーン)】
という用語は
様々な書籍などで取り上げられていますので
耳にしたことはあるはずです。
これらの用語を、
「究極の英語学習法 はじめてのK/Hシステム」
という書籍では、
以下のように分類しています。
以下、抜粋。
コラム#4 学習ゾーン
「Comfort Zone」「Learning Zone」「Panic Zone」 より
教材や練習が簡単すぎて、すでに持っている力で楽にこなせてしまう状態をいう。
この状態で学習しても、スキルの強化につながらない。
教材や練習方法は少し負荷が高いが、一生懸命練習すればどうにかなるレベル。
このゾーンが、一番練習効果が上がる。
【Panic Zone(パニック・ゾーン)】
要求されるレベルが高すぎるゾーン。
そのゾーンで練習してもパニック状態になり、学びにつながらない。
(抜粋終わり)
この書籍では、
学習者が「パニック・ゾーン」に入ってしまうと
いくら学習をしてもあまり身につかないと解説しています。
何を学ぶのかの意識を持って、
それに集中するだけの余裕がなくなってしまうからという理由。
同時に、
たとえ同じ教材でも、
しっかりした下準備をすることで
「パニック・ゾーン」から「ラーニング・ゾーン」
へと持ってこられることが多い
という点にも触れられています。
これについては、
という記事を書きましたので、
あわせてご覧ください。
反対に、
「コンフォート・ゾーン」を
「ラーニング・ゾーン」に引き上げることもできます。
以前に、
【ピアノ:基礎練習】ハノンで力をつけるために 〜7つのポイント〜
という記事で、
ハノン No.1を「全調」で練習することをオススメしたのも
「コンフォート・ゾーン」を「ラーニング・ゾーン」に引き上げることが
狙いの一つです。
ハノンはNo.1を
指遣いは「そのまま」使って「全調」で弾くことで、
凸凹したところをスムーズに弾く練習になります。
C-durで白鍵の平らなところだけでやっていても、
同じ技術しか使わないのでコンフォートゾーンから抜け出せません。
この他にも、
ピアノ練習においてあらゆる場面で、
◉ パニック・ゾーンをラーニング・ゾーンに引き下げる
このふたつを意識することで
練習の内容をいっそう効果的なものにすることができます。
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