今回も「小犬のワルツ」を例に挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、54-57小節)
右手に「装飾音符のひっかけ」が出てきています。
メロディとして扱われている装飾音なのだとしたら
聴かせてもいいのですが、
この譜例の場合は
メロディを彩飾するための装飾音であり
それ自体がメロディではありません。
つまり、
演奏上はきわめて軽く弾き
うるさくならないように注意しなければいけません。
軽く弾くためのポイントがあります。
「装飾音符がかかっている長い音価の音符のほうに重心を持っていく」
このように意識して打鍵しましょう。
装飾音符を「弾こう弾こう」とするのではなく、触るだけにする。
そして、「長い音価の音符(譜例の場合は、2分音符)」のほうに
手の重心を持っていく。
このようにすると、自然に軽くなります。
「指遣いはそのままで、装飾音符を取り払って練習する」
この練習方法を取り入れるのもいいでしょう。
軽く弾きたい音は
小さく弾こうと思ってもうまくいきません。
それよりもむしろ、
手の重心を大事な音の方にかければ
軽く弾きたい音は勝手に軽くなるのです。
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