重厚なフォルテを出すヒントは
力の強さというよりは、タイミング。
タイミングが合うと
いいフォルテの音を出すことができます。
タイミングが合わないと
動作ばかり大きく、音は響かないという結果に。
では、そのタイミングを合わせるためには
どうすればいいのでしょうか。
ポイントは「呼吸」です。
具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD作品、Finaleで作成、94-96小節)
譜例に書き込んだ
「すって」のところで、文字通りすう。
「はく」のところで、はく。
慣れるまでは
呼吸の音が聴こえるくらい大げさにやってみて
タイミングをつかむ感覚を身体へ入れましょう。
この感覚が身につくと
フォルテのときに
適切な力を適切なタイミングで使えるようになり、
ぜったいに
重厚な良い音のフォルテを出すことができます。
特に、拍の頭でフォルテの音を出したいときに
試してみてください。
取り組んでいる楽曲の
拍子やテンポを考慮したうえで
どれくらいの拍の長さを使って「すう」のかを
決定しましょう。
何パターンか試してみて
いちばんタイミングがつかみやすいところを選べばOKです。
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