譜例は、
ドビュッシー「子供の領分 1.グラドゥス・アド・パルナッスム博士」
の一番最後です。
今回は、
譜例のように
「強打」
「その前後が忙しくない」
この3条件が揃っている場合を取り上げます。
ショパン「バラード第1番ト短調 作品23」の曲頭など
例は意外と多いものです。
結論的には、
「強い指で打鍵するべき」
なのですが、
では、具体的にはどうすればいいでしょうか。
一番オススメなのは、
「親指と人差し指を束にして、1つの鍵盤を2本指で打鍵する」
という方法。
支えがしっかりするので
とても力強い音を出すことができます。
これでしたら鍵盤に触れる面積も大きいので
「白鍵」はもちろん、
「黒鍵」であっても外しません。
あるいは、
「中指のみで打鍵する」
というのもアリです。
中指は
ある程度手の支えが効くので
安定して力強い打鍵ができる指です。
一方、
中指だけで打鍵する場合は
「白鍵」でしたら問題ないのですが
「黒鍵の場合には外しやすい」
というデメリットがあります。
ズルリと鍵盤の横に滑ってしまう可能性が高いのです。
黒鍵の場合は
「人差し指と中指を束にして、1つの黒鍵を2本指で打鍵する」
というやり方がとられることもあります。
ここまで紹介した内容は、
「どちらの手で、どこの音域の音を打鍵するのか」
ということでも変わりますので、
以上の情報を元に
あなたの練習している楽曲に合わせて決定するといいでしょう。
一つ特殊な例を挙げましょう。
88鍵のピアノにおける黒鍵の最低音(B音)の場合、
「グーで打ち下ろす」
というのも使える方法です。
という記事で詳しく書いていますので、
あわせて参考にしてください。
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