【ピアノ】共通音を使った転調では音色に注意

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本記事では、
初中級以降の楽曲では頻繁に出てくる
「共通音を使った転調」について話題とし、
演奏のポイントをお伝えしています。

 

記事の信頼性


 

筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、

修士号(音楽)を取得しています。

また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。

 

 

譜例を見てください。

いわゆる「芸大和声」と言われる和声記号には著作権が残っていますので使用できません。
ここでは参考として「コードネーム」を付与しています。

左の譜例のように単旋律だと

ただ単にC音が並んでいるだけのように感じますが、

右の譜例のようにハーモニーがついていたらどうでしょう。

 

2小節目でハーモニーは遠くへいっています。

メロディのC音という共通音を使って転調しているからです。

(ここでは続きの小節を省略しているので、
「一瞬だけ別の調の和音が顔を出しただけ」と解釈することもできますが…)

 

このように共通音を使って転調している場合の演奏ポイントは

「新しい和音に入る時に、ハーモニーの違いを感じて音色を変える」

ということ。

 

意外性のある響きへいっており

尚且つ、アルペッジョもついているので、

この譜例のケースでは

「より柔らかい音色」へ変えるのが適切でしょう。

 

やや強引な言い方をしますが、

仮に「As C Es」のハーモニーの箇所で

エンハーモニック(異名同音)の「Gis His Dis」へいったと考えると

「エンハーモニック転調」の一種とも言えます。

実際にエンハーモニックで書かれている転調も多くの楽曲に出てきますが、

「音色に注意すべき」という点は同様です。

 


 

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