譜読みをしていると
以下のような指示を見かけることは
あるはず。
例えば、
poco a poco cresc.(少しずつ、次第に強く)
sempre p(つねに弱く)
Allegro non troppo(速く、しかしはなはだしくなく)
sempre p(つねに弱く)
Allegro non troppo(速く、しかしはなはだしくなく)
など。
単に
「cresc.」「 p 」「Allegro」
と書かれていても良さそうに感じませんか。
ただ cresc. と書かれているだけでも
開始点と到達点が同じ位置であれば
同じような表現になる。
ただ p と書かれているだけでも
次のダイナミクスが書かれていなければ
原則、p のまま。
「Allegro non troppo」を
「Allegretto」
と書かないわけなので、
結局は Allegro ということ。
多少の例外はありますが、
「poco a poco」
「sempre」
「non troppo」
などと、
その他説明的な指示が付け加えられているのは
「作曲家からの警告」と考えると
イメージがつきやすくなります。
傾向として
すぐに大きくなってしまったり
テンポが速くなりすぎたりと
作曲家の意図を外されてしまわれやすいところに
注意喚起で書いてくれていたり、
それと同時に
作曲家のこだわりでもあるのでしょう。
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