【ピアノ】脱力の肝は、力が停滞している時間をつくらないこと

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「力が停滞状態になっていないか」
常にこれを意識しておくと
脱力の目指すべきところがはっきりするでしょう。

 

演奏中の脱力に悩んでいる方も多いはず。

脱力ができていないと

演奏中に必要以上に疲れてしまったり

手や腕を痛める原因となります。

しかし、

完全に弛緩しきっていても

何もできないのは言うまでもなく、

必要なときには力を使わなければいけません。

 

このように考えると

脱力で重要なことはシンプルだと気がつくはず。

つまり、

「できる限り、力が停滞している時間をつくらない」

ということ。

 

「打鍵したらすぐに力を抜いて」

などという指導を目や耳にすることもあると思いますが、

これは平たく言うと

入れた力をそのまま停滞させないためにやっているんです。

 

「肩を下げて」

などという指導も、

力が入りっぱなしになって停滞してしまうのを避けるため。

 

力を入れること自体はいいのですが

その力が常に動いて流れていくようにする必要がある。

それを実現するのが、各種の脱力テクニックです。

 

力を使うから手を痛めるのではなく、

「使った力が停滞するから痛める」

ということ。

 

はじめのうちは難しいかもしれませんが、

「力が停滞状態になっていないか」

常にこれを意識しておくと

脱力の目指すべきところがはっきりするでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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