記事の信頼性
筆者は、音楽大学の学部および大学院を作曲専攻で修了し、
修士号(音楽)を取得しています。
また、音楽大学および音楽専門学校での指導経験も豊富です。
クレッシェンドの “文字表現” は、
“松葉表現” よりもあいまいです。
crecendoと書かれていれば、
「そこからクレッシェンドするのだな」
ということは分かります。
しかし、
意外と音型に背いているケースは多い。
例えば、以下のようなケース。
(楽曲が変わっても応用できます。)
ドビュッシー「子供の領分 5.小さな羊飼い」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、23-24小節)
ここでは、
22小節目より「crescendo」の “文字表現” があります。
24小節目の mf が到達点となっています。
しかし、カギマークで示したところは
音型がおさまっているので
ただ単にグーっとクレッシェンドすると
おさまり尻が大きくなり不自然。
そこで、次の譜例のようにします。
つまり、
「上昇音型」に目をつけて
その箇所でのみクレッシェンドするのです。
そうすれば、
全体としてはドビュッシーの意図通りクレッシェンドできますし、
音型のおさまり尻がふくらむこともありません。
ポイントは、
「上昇音型」などの
クレッシェンドと相性の良い要素を見つけること。
もし、上昇音型が見つからない場合はどうすればいいと思いますか?
答えは簡単。
「段階的クレッシェンド」を取り入れればOK。
これについては、
以下の記事を参考にしてください。
今回はクレッシェンドを例にしましたが、
デクレッシェンドの場合は
反対に考えることで応用できます。
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