楽譜を買ったはいいものの、
買った後に
「この作品なら、この版じゃないと」
などと知人やらに言われて
モヤモヤすることもあるのではないでしょうか。
周りでも結構見受けられます。
買う前にオススメの版を知っておくことは
いいことですが、
買った後に言われても困ります。
こういったモヤモヤの捨て方は
大きく3つあります。
◉ すでに買った版の校訂者を信じる
◉ いっそのこと、違う楽曲へ乗り換えてしまう
♬ 買って満足するなら買ってしまう
いつまでもモヤモヤするのであれば
新しいオススメとされるそれを買ってしまうのは
ひとつの方法です。
ただ、
このやり方は必ずしもベストとは言えません。
買って満足すればいいのですが、
たいてい、それは一時的なもの。
新たな楽曲でまた新たなことを言われたら
買って解決するという方向へ
向かってしまいます。
「今回は買うけれど、次回からは最初の一冊を買う段階で版選びに注意しよう」
などと反省をしたうえで買うべきです。
♬ すでに買った版の校訂者を信じる
なぜ版選びが重要なのかというと
その理由のひとつとして
「校訂者によってアーティキュレーションなどの書かれ方が異なっているから」
というものがあります。
特にJ.S.バッハの原典版と校訂版各種を
いくつか見比べてみると
まったく別の作品ではないかと思うほどの差があります。
あらゆる意見が飛び交うのもムリありません。
考えてみてほしいのですが、
多くの校訂者は
たいてい、自分よりもその分野の研究に関しては詳しいもの。
思い切って、
その作品に関しては
すでに買った楽譜の校訂者を信じてみるのもアリでしょう。
♬ いっそのこと、他の楽曲へ乗り換えてしまう
すでに買った版のことでモヤモヤして
ずっとグルグルしているくらいでしたら、
いっそのこと
他の楽曲へ乗り換えてしまえば一発解決です。
自分で取り組む作品を自由に決められる独学の方は
曲目変更も視野に入れていいでしょう。
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