【ピアノ】「手の交差」をするときに気をつけるべき2点

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本記事では、
「手の交差」をするときに気をつけるべきことを
取り上げています。

 

「手の交差」は、

スカルラッティなどのバロックはもちろん、

近現代に至るまで様々な作品で頻出するテクニックです。

 

演奏で気をつけるべきことのひとつ目は、

「交差をする瞬間に、もう片方のステイしている手で演奏している内容が乱れないように」

ということ。

 

交差に気を取られると

どうしてもその瞬間はそれ以外のことが乱れがち。

多くの場合、

手を交差させる理由は

もう片方の手で弾くことができないからです。

つまり、交差させる時、もう片方のステイしている手というのは

何かをやっていることがほとんどです。

そこにも意識がいかなくてはいけません。

有名どころだと、

ブルグミュラー「25の練習曲 Op.100 第24曲 ”つばめ”」

の曲頭などもそうですよね。

 

もうひとつ気をつけるべきことがあります。

「交差した手で演奏する音の音色」

この点にも注意が必要です。

特にフォルテ以上の時には、

「打鍵のためのポジション準備を素早くおこない、できる限り “鍵盤の近く” から打鍵する」

こうすると、

叩いて散らばった音は避けられます。

交差では手を大きく移動させる必要があるので

こういったことを注意して練習しておかないと

上から雑に叩いてしまい

音色が散らばってしまう恐れがあります。

 

手の交差には

楽曲ごとに注意点がありますが、

まずは、今回紹介した2点を意識しておけばOK。

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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