という記事で書いたように、
ショパンの作品では、
装飾音を拍の前に出して演奏するのが慣例。
一方、例外として慣例化しているものもあるのです。
具体例を挙げます。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
ショパン「ノクターン(夜想曲)第1番 変ロ短調 作品9-1」
譜例(PD作品、Finaleで作成、11-12小節)
譜例のように
テンポが ”ゆるやかな” 作品で
“1音” を引っ掛ける場合、
点線で示したように
装飾音を拍の前へ出さずに
左手の拍の音と合わせて弾くことが
よくおこなわれています。
これは慣例化されているので
ありとあらゆるピアニストが取り入れている方法。
表現としては、
「装飾音のかかっている後ろの音(この譜例ではF音)を軽くする意図」
があります。
似たような表現で、
「チェルカール・ラ・ノータ」
という声楽に由来する表現もありますので
興味のある方は調べてみてください。
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