【ピアノ】例外的なショパンの装飾音の入れ方

スポンサーリンク
ショパンの作品では、
装飾音を拍の前に出して演奏するのが慣例。
一方、例外として慣例化しているものもあるのです。

 

【ピアノ】時代別に学ぶ「装飾音符の基礎」

という記事で書いたように、

ショパンの作品では、

装飾音を拍の前に出して演奏するのが慣例。

一方、例外として慣例化しているものもあるのです。

 

具体例を挙げます。

楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。

 

ショパン「ノクターン(夜想曲)第1番 変ロ短調 作品9-1

譜例(PD作品、Finaleで作成、11-12小節)

譜例のように

テンポが ”ゆるやかな” 作品で

“1音” を引っ掛ける場合、

点線で示したように

装飾音を拍の前へ出さずに

左手の拍の音と合わせて弾くことが

よくおこなわれています。

これは慣例化されているので

ありとあらゆるピアニストが取り入れている方法。

 

表現としては、

「装飾音のかかっている後ろの音(この譜例ではF音)を軽くする意図」

があります。

 

似たような表現で、

「チェルカール・ラ・ノータ」

という声楽に由来する表現もありますので

興味のある方は調べてみてください。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

Twitter
https://twitter.com/notekind_piano

Youtube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

200万冊以上のあらゆる電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

「初回30日間無料トライアル」はこちら / 合わなければすぐに解約可能!

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
ショパン 装飾音
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました