【ピアノ】何のために、その学習や練習をするのか

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「何のために、その学習や練習をするのか」
これを日々のすべての行いで
常に意識するようにしましょう。

 

音楽学習や練習中に

その質をあげるコツは、

「自分、これで何をしたいんだっけ」

というのを思い出すことです。

 

よく、

「アウトプットを決めてからインプットすべき」

と言われますが、

それと少し似ていて

「何のために、その学習や練習をするのか」

というのがはっきりしていればいるほど

学習効果は高くなります。

 

いくつか具体例を挙げます。

【ピアノ】徹底解説 :  はじめての「平均律クラヴィーア曲集」学習方法 

という記事の中で、ステップ4として

「1声ずつ、”実際の運指” を使ってさらっていく」

というやり方について書きました。

とうぜんながら、

これは指が速く動くようになるために取り入れている練習

ではありません。

多声がある中で

各声部にどんな役割が与えられているのかを理解し、

それを実際に使用する運指で

バランスよく弾けるようにしておくために行います。

 

もうひとつ、

【ピアノ】譜読み :「リズムの骨格」を整理しよう

という記事の中で紹介した、

「譜読みの段階で一度、装飾音符を外して弾いてみる」

というやり方について。

これもとうぜんながら、

指が速く動くようになるために取り入れている練習

ではありません。

装飾音符をすべて外した状態の正しいリズムを理解しておくことで

「楽曲のリズムの骨格(正しいリズム)を整理する」

という目的で行います。

 

とにかく、

「何のために、その学習や練習をするのか」

これを日々のすべての学習で常に意識するようにしましょう。

ただ単に闇雲にさらっているよりも

ずっと大きな学習効果が得られますので。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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