【ピアノ】組曲や変奏曲の学習では、テンポを一覧化しよう

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組曲や変奏曲では、
テンポを一覧化することで
ひと目でそれらをながめられるようにしておくと、
各セクションのテンポ配分を
バランスを考えながら決めていくのに有効です。

 

組曲や変奏曲などの

小さな楽曲が集まって成り立っている作品に取り組むときには、

各セクションとテンポを一枚の用紙へ書き出して

一覧化してください。

 

第1曲 Allegro
第2曲 Andante
第3曲 Allegretto

などといったように。

一覧化することで「ひと目で見渡せるようにする」というのがポイント。

各セクションのテンポ配分を

バランスを考えながら決めていくのに有効です。

 

これをせずに何となく弾いていると、

その単体のみを聴くといい感じなのに

組曲全体、変奏曲全体で聴くと

それぞれのテンポの配分が

バランスを欠きがちになってしまう。

例えば、

「AdagioのセクションとAndanteのそれが、同じくらいのテンポになってしまっていた」

などといったことが起きてしまっても

気が付かなかったりします。

一方、

ひと目でテンポの全体像をながめられるようにしておくと

全体の視点が加わって

あらゆる部分に注意が向くようになるんです。

 

また、演奏面で受けられる恩恵のみでなく、

テンポの一覧化を多くの作品でやっていると

「モーツァルトの変奏曲では、最終変奏の前にいつもゆっくりの変奏がくるな」

などと、

演奏面以外でのあらゆる発見をすることもできるでしょう。

 

「ひと目でながめられるようにまとめる」

これは、本記事の内容をはじめ、

楽曲分析などでも使える有効な考え方。

使えそうな場面を見つけ次第、

積極的に取り入れてみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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