さまざまな楽曲に触れていると
一部分のみ小節線が取り払われている記譜を
目にすることもあるでしょう。
例えば、以下のような例。
ショパン「エチュード Op.25-7」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、曲頭)
◉ カデンツァ的場面
◉ レチタティーヴォ的場面
◉ レチタティーヴォ的場面
などでよく見られる記譜であり、
「拍節にとらわれすぎないで欲しい」
という意図もあるのでしょう。
ただし、そこが落とし穴でもあります。
完全に拍節通りに弾く必要はありませんが、
あまりにも変形させてしまっている演奏を
よく耳にします。
ショパンは
小節線を書きませんでしたが
音価は指定しました。
したがって、
多少なりともそれを意識しておかないと
音楽の骨格がなくなってしまいます。
(再掲)
例えば、
この譜例のところでは
4分音符のカウントを体内で意識しておく。
骨格を把握したうえで
多少自由に演奏するのはOKでしょう。
しかし、その順番を入れ替えてはいけません。
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