リズム変奏をはじめ、
日頃の練習に応用練習を取り入れていることと思います。
これらはとうぜん、
うまく取り入れることで
一定の効果を期待できます。
一方、
応用練習について質問をされたときに
「その練習、何のためにやってる?」
とききたくなることが多いのも事実。
良くあるのが、
× 指をとにかく高く上げて発音する練習
× 変なところにアクセントをつけた、ずっこけたようなリズム変奏
× 変なところにアクセントをつけた、ずっこけたようなリズム変奏
など。
また、以下のような無意味な練習が流行ったこともありました。
× 「音型」「リズム」「ダイナミクス」などを、すべてひっくり返してさらう練習
(譜例)
これら3点をはじめとした練習を推奨できないのは、
その練習が何のために必要なのかが(おそらく)分かっていないままおこなわれ、
かつ、楽曲の音楽性と切り離されている内容だからです。
練習後に残るのは、
「ついてしまったクセ」と「やった感」だけです。
音楽には流れがあります。
それを無理矢理ねじ曲げたり
実際に演奏しないような指の上げ方でさらって
何の意味があるのでしょうか。
パッセージを付点変奏したり
一拍ずつ区切って練習したりといった
最低限の応用練習をするのは構いません。
しかし、
音楽的にもテクニック的にも
かえって良くないクセがつくような
極端な応用練習をするのは
もうやめにしませんか。
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