具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
シューベルト「ピアノソナタ第7番 変ホ長調 D 568 第4楽章」
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、120-123小節)
左手で演奏するアクセントが書かれた音
に注目してください。
筆者がこの楽曲を演奏するときに使用している運指を
書き入れてみました。
このようにアクセントが続く場合、
「アクセントを活かせる運指」
という視点をもって
運指付けをしてみましょう。
ここでは、
1の指(親指)がアクセントの音へくるように
運指付けしました。
そうすることで、
親指を使っているがゆえ
アクセントをしっかりと響かせることができます。
迷ったときは
「強調したい音にどの運指をもってくるかを想定したうえで、逆算して他の運指も決めていく方法」
を検討するといいでしょう。
ちなみに、
同型反復を同じ運指のパターンで統一しているので
フレーズ表現のニュアンスが統一されて
さらに、暗譜の際のハードルを下げることもできています。
パターンを統一できる場合はしておくのが
同型反復における運指付けのコツ。
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