手順は、以下の「3項目+番外編」です。
これらを並行して行うのがポイントです。
短く区切る
譜読みがはかどらない理由の一つに、
「次にそのところを弾くときには、もう忘れてしまっているから」
というものがあります。
「8小節」などの短い単位に区切って
短い単位で数多く反復していくのが
譜読みを効率的に進めるポイントです。
特に難しい楽曲では、
先を急ぎすぎずに部分ごとにピカピカにしていき
それらを組み合わせる方が上達が速いのです。
難しいところが出てきたときに、
「まだ先がこんなに長いのに…」
などと思ってやる気が無くなってしまった経験は誰にもあるはずです。
それでしたらいっそのこと
一度に全部見ようとしなければいいのです。
詳しくは、
【ピアノ:練習方法】短く区切って練習するメリット(実例4点)
という記事にしていますので、
合わせてご覧ください。
指遣いをしっかりと決める
譜読みでは、まず「運指(指遣い)」を決定し、
その後にさらっていきましょう。
クセがつく前に譜読みの早い段階で運指を考えておくのがポイントです。
「毎回決めた運指で演奏する」 というのが重要。
演奏する度に毎回運指が変わってしまうと譜読みもはかどらず、
「暗譜」をする際に足をひっぱる原因にもなります。
「やりにくい」と感じる箇所があったらその際は変更可能ですが、
その場合にも、
「じゃあ、これでいく」
というような「決定」が必要です。
難所は、ゆっくり練習の段階で「暗譜」してしまう
難しく感じる箇所というのは、
何か手こずらせる要素があるからつまづくわけです。
そこで有効な考え方としては、
「難所は、ゆっくり練習の段階で暗譜してしまう」
というもの。
暗譜してしまえば、
両手で合わせるときの難易度がグッと下がります。
普通でしたら、
テンポが上げられるほど上達するころには
勝手に暗譜できているものです。
一方、
特に「難曲」に挑戦する場合には
「もっと早い段階で暗譜してしまおう」
という気持ちでさらっているかどうかで
その後の練習のハードルに大きな影響を与えます。
番外編
「指遣いをしっかりと決める」
などの項目を紹介しましたが、
学習者によっては
「一人でそこまでできないから困っている」
という方もいらっしゃると思います。
そのような場合は、
「スポットアドバイスを求める」
というのも一つの手です。
この記事の内容は
前提として「独学」の方を対象としていますし、
定期的に通いにいくことはできない
あるいは
したくないという方もいらっしゃるでしょう。
一方、
定期レッスンとしての縛りが無く
スポット(単発)で相談に乗ってくれる専門家は
多くいらっしゃいます。
そういった信頼できる方を一人だけ見つけておいて
どうしても一人で解決できないことが出てきたときに、
その時だけアドヴァイスを求めるのは
有効な学習方法です。
このブログ記事も
ピアノ練習に関わる様々なケースについて触れていますので
セカンドオピニオン的に活用してください。
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