譜例を見てください。
休符の直前にある音符の旗が
「直線」になっています。
特に近現代の作品でよく見られる記譜です。
このような「直線の旗」は
通常の旗の役割と変わりありません。
「通常の旗と同じ演奏方法」
と解釈していれば問題ありません。
つまり、
今回の譜例の場合は
「16分音符」で演奏すればOKです。
では、なぜこのような特殊な書き方が存在するのでしょうか。
簡潔に言うと、
「見た目の問題」が理由です。
笑い話のようですが、
多くの邦人作曲家はこういった理由で
直線の旗を使っています。
例えば、
「バッと勢いよく音を切って欲しいときには、直線の旗の方が雰囲気が出る」
などと話す方もいらっしゃいます。
記譜と言うのは、
ある程度の「利便性」を追求していることはもちろんですが、
今回の内容のように
「譜面から緊張感や雰囲気を伝える」
ということも
作曲家側にとって「こだわり」であり
重要な要素なのです。
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