「左手が右手のように動くようになる方法」ワンポイントレッスン
実は、速く弾けるようになるために必要なことは
指のトレーニングだけではありません。
むやみに指を動かさなくても
身体のある場所の回転を上手く使うことで
ラクに弾けるパッセージもあります。
例えば、以下の譜例のような左手で弾くパッセージ。
プロコフィエフ「ピアノソナタ第1番 ヘ短調 作品1」より
譜例(PD作品、Finaleで作成)
♩=120 としたら、結構な速さですよね。
しかし、これカンタンなんです。
ポイントは、
「3連符ひとかたまりに対して左肘を時計回りに1回転させながら指も動かす」
これだけです。
つまり、譜例の場合は3連符のカタマリが1小節に4つ入っているので、
1小節間で肘を4回転させることになります。
指の動きだけでゴリゴリやるよりもずっと速く弾けます。
回し方は大きすぎないように。
小さい円を時計の6時から時計回りに1回転させるイメージ。
譜例のような音型のパッセージは
さなざまな楽曲で登場するので、
肘の回転を利用するテクニックは
想像以上に役に立つはずです。
まずはゆっくりなテンポで
肘の動きとそれにあわせた指の動きを確認し
それからテンポを上げていく。
このようにすれば
すんなりマスターできるでしょう。
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