とうぜんのことではありますが、
上段に書いてある音符だからといって
必ずしも右手でとらないといけないわけではありません。
その逆も同様です。
どうしても難しいと感じるところが出てきた場合、
もう片方の手に余裕があれば
そちらの手でとれる音を探してみましょう。
それだけで
難易度がグンと下がる可能性があります。
例えば、以下のような例です。
ベートーヴェン「ピアノソナタ第18番 変ホ長調 作品31-3 第1楽章」
譜例(PD作品、Finaleで作成、75-76小節)
ダイナミクス記号などは省略しています。
ここでは跳躍が大きく「ミスタッチ」の可能性が懸念されますので、
両手で分担する方法を譜例で示しました。
丸印をつけた音の弾き方を参照してください。
とうぜんながら、
ある音をとる運指が変わると
わずかながら出てくる音色も変わります。
すべて片手で弾いた方が
一本の線を描くように滑らかに弾けるパッセージもあります。
ですので、
何でもかんでも両手で分担するのではなく、
どうしても難しいと思うところのみ
検討をしてみるのが良いでしょう。
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