【ピアノ】余裕がある方の手でとれる音を探そう

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本記事では、
特定のパッセージなどの演奏難易度を下げるためにできることを
解説しています。

 

とうぜんのことではありますが、

上段に書いてある音符だからといって

必ずしも右手でとらないといけないわけではありません。

その逆も同様です。

 

どうしても難しいと感じるところが出てきた場合、

もう片方の手に余裕があれば

そちらの手でとれる音を探してみましょう。

それだけで

難易度がグンと下がる可能性があります。

 

例えば、以下のような例です。

 

ベートーヴェン「ピアノソナタ第18番 変ホ長調 作品31-3 第1楽章」

譜例(PD作品、Finaleで作成、75-76小節)

ダイナミクス記号などは省略しています。

ここでは跳躍が大きく「ミスタッチ」の可能性が懸念されますので、

両手で分担する方法を譜例で示しました。

丸印をつけた音の弾き方を参照してください。

 

とうぜんながら、

ある音をとる運指が変わると

わずかながら出てくる音色も変わります。

すべて片手で弾いた方が

一本の線を描くように滑らかに弾けるパッセージもあります。

ですので、

何でもかんでも両手で分担するのではなく、

どうしても難しいと思うところのみ

検討をしてみるのが良いでしょう。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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