【ピアノ】ペダルを用いる様々な理由 -トーンコントロール-

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本記事では、
「音を伸ばす」という用法以外で
ダンパーペダルを用いる一例を話題にしています。

 

一般的に「ソフトペダル」は「音色を変える目的」で用いられますが、

「ダンパーペダル」でも似た考え方があります。

たった一音だけであっても、

ダンパーペダルを踏んでいる時とそうでない時とで音色が変わります。

これも「トーンコントロール」

 

つまり、

音響の断裂の心配がなく

ペダルを使わずに弾けるところであっても

あえて使うかどうかは、

こういう音色の使い分けのセンスが

問われているということになります。

 

ペダルを踏んでいる状態は

「よりピアノが響く状態」ですので、

曲想的に「ドライな雰囲気」が欲しければ

ノンペダルで進行するほうが得策です。

一方、

それぞれの音に響きが欲しい場合は

ペダルを入れていくと良いでしょう。

「音を伸ばす」という用法以外でペダルを用いる一例。

 

ちなみに、

ピアニストの川上昌裕 氏は

著書「ちょっとピアノ本気でピアノ
―ブログでおなじみ、川上昌裕のレベルアップピアノ術(ヤマハ)」

の中で、以下のように述べています。

(以下、抜粋)
ウィーンの伝統的な奏法では、
メロディーの「よく通る美しい響き」は
ペダルを用いなければ得られないという発想がある。
(抜粋終わり)

 

 

 

 

気候や生活中心施設の響き具合などから、

地域によって音に対する多様な考え方が生まれます。

「様々な考え方を知っていく」ということも、

ピアノ学習のうちですね。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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