譜読み前でも譜読み後でもいいのですが、
楽譜にテンポ指示の数値が書かれている楽曲の場合は
そのテンポでメトロノームを鳴らしてみてください。
そして、そのテンポを浴びながら楽譜を目で追ってみてください。
作曲家の意図する表現を少しだけ理解することが出来ます。
これをおこなうときのポイントとしては、
「数値的な速度以外の視点も持ちながら浴びる」
ということ。
どうしても、どれくらいのテンポで弾くべきなのかという
速度のことばかりを気にしてしまいます。
しかし、それとあわせて気にするべきなのは
「この細かな音符は、この速度であれば相当軽い表現になるだろう」
「想像より速いけど、組曲の他の楽曲との対照が求められているのかな」
「あのピアニストが弾いていたよりも随分とゆっくりだから、堂々としたイメージに変わった」
「想像より速いけど、組曲の他の楽曲との対照が求められているのかな」
「あのピアニストが弾いていたよりも随分とゆっくりだから、堂々としたイメージに変わった」
などといった、音楽の中身に関すること。
作曲家の意図しているであろう表現へ近づくための
参考にしてください。
「メトロノームさえあれば、まだ弾けていなくてもおこなえる」
というのが、
このやり方のいいところです。
という記事でも書いたように、
作品によっては
書かれている数値ではあまりにも速すぎたり遅すぎたりと
疑問の出るものもありますし、
参考程度にするしかありません。
しかし、あくまで学習方法のひとつとしては
テンポ指示から作曲家の意図が見えてくる側面に着目してみるのも
アリでしょう。
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