練習していた楽曲を
何かしらの理由でしばらく弾かないでおくと、
あっという間に弾けなくなることがありますよね。
もしくは、
特にある部分だけ
取り戻すのに時間がかかったりしますね。
その理由としては
多くの場合、
「運指がわからなくなること」
によります。
リズムなどは楽曲として覚えているので
イチからやり直すようなことにはなりにくいのですが、
運指を忘れてしまうと
楽曲を覚えていても弾けないんです。
対策として、
はじめに譜読みをする段階から
以下の3本の柱を意識しておいてください。
◉ 少しでもやりにくく感じる運指は、徹底的に試行錯誤する
◉ 運指をガンガン書き込んで、忘れないように見える化しておく
できる限り整合性を保ったまま弾けるように運指を決定する
という記事で、
◉ 似ている繰り返しでは ”できる限り” 同じ運指を使う
これが重要であると書きました。
できる限り整合性を保ったまま弾けるように運指を決定することが
暗譜で失敗しないポイントであり、
その楽曲をしばらく弾かなくても維持するため、
そして、仮に忘れてもすんなり取り戻すためのポイントでもあります。
少しでもやりにくく感じる運指は、徹底的に試行錯誤する
「ムリのない運指を使う」
というのも重要な考え方となります。
少しでもやりにくいと思うところは
あらゆる版の運指を比較検討したり
自分で手を動かして探るなりして
徹底的に試行錯誤してください。
弾きにくい運指を使っていても、
必死に練習すれば
とりあえず弾けるようにはなってしまいます。
しかし、そのように
「やりにくいものをムリヤリ手に入れている状態」
というのは
やっている期間だけしか維持できません。
少しでも寝かせると
瞬く間に弾けなくなってしまうんです。
運指をガンガン書き込んで、忘れないように見える化しておく
上記の2点を踏まえたうえで取り組んで欲しいのは、
「弾きこみ段階で、自分が思っているよりも多めに運指を書き込んでしまう」
ということ。
「ドレミ」などと
音名をカタカナで書きまくるのは褒められませんが、
「運指」という要素の書き込みは
楽譜を使いやすいものにします。
「寝かせておいた曲を起こすときに参考にできる」
というのはもちろん、
さらには
「運指を再考するときの参考になる」
という利点もあります。
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