「ピアノ演奏のテクニック」ヨーゼフ・ガート (著)、大宮 真琴 (翻訳) 音楽之友社
という書籍の中に
以下のような文章があります。
(以下、抜粋)
もしあまり深く坐りすぎると、
脚は床に対して支えとなることができないし、
あまり坐りかたが浅すぎれば、
脚は体重を支えなくてはならなくなって、
やはり支柱の役目を果たすことができない。
正しい坐りかたは、
両脚に体重をかけ、脚の柔軟性を減ずることなく、
脚にもたれかかることができる状態である。
(抜粋終わり)
もしあまり深く坐りすぎると、
脚は床に対して支えとなることができないし、
あまり坐りかたが浅すぎれば、
脚は体重を支えなくてはならなくなって、
やはり支柱の役目を果たすことができない。
正しい坐りかたは、
両脚に体重をかけ、脚の柔軟性を減ずることなく、
脚にもたれかかることができる状態である。
(抜粋終わり)
簡潔にまとめると、
座り方が
深過ぎても浅過ぎても
下半身が安定しないということ。
安定していないと、
いきなり体重移動が起きるような動作、
例えば、超高域や超低域へ移動する動作などで
たいてい上手くいきません。
座る最善の位置というのは
個人の体格によって差はありますが、
まずは
上記抜粋の条件を満たす位置を
探ってみてください。
上手く見つけられないようでしたら、
「演奏が終わったときにサッと立ち上がれる位置に座っておく」
というのがいいでしょう。
そうすると、
「白鍵の真下に膝先がくるくらい」
おおむねこのようになります。
ジャン・ファシナも
彼の著書の中でこれくらいの位置での座り方を薦めています。
(参考 : 著名音楽家絶賛!ピアノ練習参考書「若いピアニストへの手紙」レビュー)
◉ ピアノ演奏のテクニック ヨーゼフ・ガート (著)、大宮 真琴 (翻訳) 音楽之友社
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