ダンパーペダルに頼ることで
手は離してしまっても
音をつなげることができます。
一方、
レガートにすべきところでは
可能な限り運指でつなげられるように肉薄したほうが
最終的な出音は、よりレガートに近づきます。
分散和音などで試してみてほしいのですが、
たとえペダルで音をつなげていても
手ではスタッカートで演奏すると
出てくる音の連なりは
完全なレガートには聴こえません。
ペダルはレガートにとって
補助的な存在でしかないということです。
以下の譜例を見てください。
譜例(PD作品、Finaleで作成、14小節目)
ここでは、
一例として譜例に書き込んだ運指を使うと
指でレガートにすることができます。
特にこの譜例のような
非和声音もからみながら動いているようなところでは、
ペダルに頼ってしまうと
濁りが生じてしまう可能性が高いので
まずは、レガートを実現できる運指を探すことに力を注いでください。
分かっていても
運指ではつなげられないと思い
すぐに諦めてペダルへ頼ってしまっていませんか。
ほんとうにムリな部分というのももちろんありますが、
◉ 替え指を取り入れたらどうか
◉ もう一方の手で取ることはできないか
◉ 他の版に書かれている運指はどうか
◉ せめて、ペダルに頼るところを最小限にできないか
◉ もう一方の手で取ることはできないか
◉ 他の版に書かれている運指はどうか
◉ せめて、ペダルに頼るところを最小限にできないか
などと、あらゆることを考えてください。
とにかく、簡単にあきらめないで考えないと
いつまで経っても
自分ひとりで立派な音楽へ仕上げる力はつきません。
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【ピアノ】レガートペダル入門
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