具体例で見てみましょう。
楽曲が変わっても基本的な考え方は応用できます。
譜例(PD楽曲、Finaleで作成、45-49小節)
ここでの右手で演奏する音を見てみると
同じ音を反復するところが
何箇所もありますね。
こういったときに気をつけるべきなのは
「同音を反復するときに、何でもかんでもスタッカートにしない」
ということ。
ピアノという楽器の特性上、
音を打鍵したら
ある程度のところまで鍵盤を上げないと
同じ音は再打鍵できません。
だからこそ、高速同音連打などはやりにくいわけですよね。
この特性があるからなのか
同音を反復するときに
とにかくスタッカートにしてしまう演奏が
多いように感じます。
場面的に、スタッカートにしてしまってもいいのか
それともテヌートでダーダーと弾いていったほうがいいのか
こういったことを必ず考えるようにしましょう。
(再掲)
この譜例でいえば、
軽いメロディではありませんし
スタッカートにしてしまうのは疑問です。
付点のリズムを活かすためにも
付点8分音符を「8分音符+16分休符」にする程度としておき、
特に4分音符が短くなってしまうのには
注意したほうがいいでしょう。
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