【ピアノ】「あの頃へ戻りたい」から抜け出さないと先へ進めない

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いろいろな経験をすると
選択肢は確実に増えていきます。
だからこそ、過去の特定の想い出ばかりを見ていることなく
今を充実させるために行動してみてください。

 

昔の楽しかった時期を思い返すことは

筆者自身、いくらでもあります。

しかし、度が過ぎて

「あの頃へ戻りたい」

どと本気で発言している方を

ここ数年で数人も

見たり聞いたりしてきました。

 

この状態から抜け出さないと

今やっている音楽学習は

あらゆる面で前へ進んでいきません。

大切な想い出を忘れる必要はありませんが、

戻りたいと発言するのはやめておきましょう。

 

筆者が音大生だったとき、

下の学年に以下のような方がいました。

高校生のときに、
いわゆる強豪吹奏楽部に入っていて
早朝から学校が閉まるギリギリまで学校に滞在して
高校生活を丸ごと吹奏楽に捧げていた。
音大に入ると
まったくやりがいが感じられなくて退屈してしまった。

 

この方は筆者の直接の知人ではなかったのですが、

「あの充実した高校生活に戻りたい」

などと、事あるごとに口にしていたそうです。

音大へ入ってからは

当時よりもずっと専門的な学習をしていたことは間違いありませんが、

部活動のような時間拘束がなく

ありとあらゆることが自分次第になってしまうので

やりがいが感じられなかったのでしょう。

 

また、筆者の例で言うと、

学生の頃に

初めて本物のオーケストラに演奏してもらった作品の録音を

やたらに聴いていたら、

とある作曲家から以下のように言われました。

「書いた曲はいったん忘れなさい。そうしないと次の曲が書けないぞ。」

 

ピアノ演奏では

過去に取り組んだレパートリーも大切にすべきです。

しかし、

「あの頃へ戻りたい」などと口に出しながら

いつまでも過去の本番の録音を聴いて浸っているのではなく、

とにかく、次へ進んでみましょう。

 

忘れるべきでないのは、

「選択肢の数は、自分が想っているあの頃よりも今のほうが圧倒的に多い」

ということ。

いろいろな経験をして選択肢は確実に増えています。

だからこそ、過去ばかりを見ていることなく

今を充実させるために行動してみてください。

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)の魅力にとりつかれて、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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