左手で弾く音と右手で弾く音が
「偶数 : 偶数」であれば
リズム的には演奏問題は生じませんが、
片方が奇数になった途端に
初心者〜中級者を悩ませることになります。
ただし、それらの中でも
3:2 5:2 7:2のリズムは
分割さえ理解してしまえば難しくありません。
譜例(Finaleで作成)
「3:2」
2のほうのふたつ目の音符を
3のほうのふたつ目と三つ目のちょうど真ん中に入れます。
2のほうのふたつ目の音符を
3のほうのふたつ目と三つ目のちょうど真ん中に入れます。
「5:2」
2のほうのふたつ目の音符を
5のほうの三つ目と四つ目のちょうど真ん中に入れます。
2のほうのふたつ目の音符を
5のほうの三つ目と四つ目のちょうど真ん中に入れます。
「7:2」
2のほうのふたつ目の音符を
7のほうの四つ目と五つ目のちょうど真ん中に入れます。
2のほうのふたつ目の音符を
7のほうの四つ目と五つ目のちょうど真ん中に入れます。
実際の演奏において
多少の自由はありますが、
ソルフェージュ的には
「ちょうど真ん中」という部分が
演奏しやすくしてくれています。
例えば
ショパン「幻想即興曲」などに出てくる
「4:3(8:6)」の場合、
噛み合わない各音符は
もう一方の手で演奏する音符同士のちょうど真ん中
に入るわけではありません。
したがって、
ピアニスト10人にやり方をきいても
10人が「適当に弾いている」とこたえるはずです。
しかし、今回取り上げた3つのリズムは
割り算をするとそれぞれ
1.5 2.5 3.5
というように
「◯.5」になるため、
ちょうど真ん中に入れることができる。
「ゆっくり練習(拡大練習)」をするときも
正確に真ん中を狙えばいいので
そういった意味では
意外と難しくないことに気がつくでしょう。
✔︎ あわせて読みたい
【ピアノ】2:3のリズム入門
【ピアノ】2:3のリズム入門
Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV
X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg
無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」
筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、
数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。
コメント