【ピアノ】3:2 5:2 7:2の演奏方法

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3:2 5:2 7:2のリズムは
分割さえ理解しておけば
意外と難しくありません。
それらの演奏方法や
4:3などのリズムよりも演奏しやすい理由を解説します。

 

左手で弾く音と右手で弾く音が

「偶数 : 偶数」であれば

リズム的には演奏問題は生じませんが、

片方が奇数になった途端に

初心者〜中級者を悩ませることになります。

 

ただし、それらの中でも

3:2 5:2 7:2のリズムは

分割さえ理解してしまえば難しくありません。

 

譜例(Finaleで作成)

「3:2」
2のほうのふたつ目の音符を
3のほうのふたつ目と三つ目のちょうど真ん中に入れます。
「5:2」
2のほうのふたつ目の音符を
5のほうの三つ目と四つ目のちょうど真ん中に入れます。
「7:2」
2のほうのふたつ目の音符を
7のほうの四つ目と五つ目のちょうど真ん中に入れます。

 

実際の演奏において

多少の自由はありますが、

ソルフェージュ的には

「ちょうど真ん中」という部分が

演奏しやすくしてくれています。

 

例えば

ショパン「幻想即興曲」などに出てくる

「4:3(8:6)」の場合、

噛み合わない各音符は

もう一方の手で演奏する音符同士のちょうど真ん中

に入るわけではありません。

したがって、

ピアニスト10人にやり方をきいても

10人が「適当に弾いている」とこたえるはずです。

 

しかし、今回取り上げた3つのリズムは

割り算をするとそれぞれ

1.5 2.5 3.5

というように

「◯.5」になるため、

ちょうど真ん中に入れることができる。

 

「ゆっくり練習(拡大練習)」をするときも

正確に真ん中を狙えばいいので

そういった意味では

意外と難しくないことに気がつくでしょう。

 

✔︎ あわせて読みたい
【ピアノ】2:3のリズム入門

 


 

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この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

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