【ピアノ】なぜ、自分の出す音を良く聴く必要があるのか

スポンサーリンク
なぜ、自分の音を良く聴く必要があるのかについて
大きくふたつの理由を解説します。

 

「自分が出した音を良く聴くように」

という注意を何度も耳にしたことがあると思います。

なぜそうするべきなのでしょうか。

 

理由① 狙った音を出すため

 

ひとつ目の理由としては、

とうぜんですが

狙った音を出すためです。

 

良く聴けている音というのは

出し方にも気をつけている音であり

聴いちゃいない音というのは

出し方にも意識がないことがほとんど。

 

打鍵に意識をもって

出てきた音もよく聴く。

うまくいかなかったら改善する。

練習の段階からこのように工夫することで

狙った音を出すことができるようになります。

 

理由② その後の音とのつながりを良くするため

 

自分の音を良く聴く必要があるもうひとつの理由としては、

「よく聴く」というのは

その音を美しく出すためだけでなく

その後の音とのつながりを良くするためにも必要だからです。

 

例えば、以下の譜例を見てください。

 

J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第22番 BWV 867 ロ短調 より プレリュード」

譜例(PD楽曲、Sibeliusで作成、11小節目と17小節目)

矢印で示した部分には

短2度音程が出てきますが、

この不協和音程を自分の耳でよく聴いていないと

解決した3度の協和音程の響きと

無関係な音色を出してしまうことになります。

とうぜん、短2度以外の音も良く聴かないといけませんが…。

 


 

Amazon著者ページ
https://www.amazon.co.jp/~/e/B0CCSDF4GV

X(Twitter)
https://twitter.com/notekind_piano

YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCBeXKaDXKd3_oIdvlUi9Czg

 


 

無料トライアルで読み放題「Kindle Unlimited」

 

筆者が執筆しているピアノ関連書籍に加え、

数多くの電子書籍が読み放題になるサービスです。

 

Kindle Unlimited 読み放題 無料トライアル

 

この記事を書いた人
タカノユウヤ

ピアノ音楽(ピアノソロ、ピアノが編成に入った室内楽 など)に心惹かれ、早何十年。
ピアノ音楽の作曲・編曲が専門。
物書きとしては楽譜だけでなく文章も書いており、
音楽雑誌やサイトなどでピアノ関連の文筆を手がけています。
Webメディア「大人のための独学用Webピアノ教室」の運営もしています。
受賞歴として、第88回日本音楽コンクール 作曲部門 入賞 他。

タカノユウヤをフォローする
役に立つ練習方法 他
スポンサーリンク
タカノユウヤをフォローする
大人のための独学用Webピアノ教室(ブログ版)

コメント

タイトルとURLをコピーしました